『南米「裏」旅行』(平間康人)
【タイトル】南米「裏」旅行
【著者】平間康人
【読んだきっかけ】コロナ禍で旅行出来ないので未体験のスリルを求めて
【私的評価】★★★★☆
【あらすじ】
これまでもバックパッカーとして世界を飛び回っていた著者の南米初上陸の様子を描いた旅行記
ブラジルから始まり、パラグアイ、アルゼンチン、ウルグアイ、チリ、ボリビア、コロンビア、エクアドルの定番の観光地から少し危ないスポットまで網羅した興味深い一冊。
【感想】
ブラジル編が全体の約半分を占めるのですが、正直に申し上げるとブラジル編はあまり面白くなかったです。
「裏」旅行という割にはスラム街を少し訪れただけ、という内容が続いていたので退屈で読むのに時間がかかってしまいましたが、
後半のブラジル以外の国に進むにつれてディープな内容が増えてきて面白かったです。
印象に残った一言で「旅で訪れた先々で出会いと別れを繰り返しているので、その場の情に流されにくくなった」という趣旨の文言がありました。
なるほど、それほど旅というのは人間を成長させてくれるのだなと思いました。
私はどちらかというとインドアなので見習わなければならないと思いました。
それとやはり南米は治安があまりよくないようで「日本だったらこんなこと滅多にないだろうなぁ~…」という事件もたくさん書かれてました。
今ある平和に改めて感謝ですね。